木山&三代目の怪しい(!?)トーク!!
その5・祝!ダブあすバージョンアップ!!てな訳でダブあすプロトタイプのお話その1!の巻。
今日は、木山の部屋の大掃除。
一生懸命になっている全員を後ろに、木山はパソコンを打つ。
雅貴:(ダンボールを運びながら)
「気楽なもんだな。センセ。パソコンをぽちぽち打ってる間に俺たち働かせて。」
明日香:(ごみを拾い集めながら)
「そーよ、そーよ。バイト料出しなさいよ。」
雅貴:(ダンボールを準備しながら)
「あきれたもんだ。無視かよ。」
明日香:(新しいごみ袋を出しながら)
「何とか言いなさいよ。センセ。」
木山、プルプルと肩を震わせる。
そして叫ぶ。
木山:「いいかげんにしろぉっ!誰の為にやってると思ってんだ!?えぇっ!!!??」
雅貴:(居直り)
「あぁっ!ひどいなぁ。そーゆー事を言うか?全部、センセがHPの更新サボったがためにやった事じゃぁないかっ!!」
木山:「ぎくぅっっっ!!!」
雅貴:「大学忙しいのにかこつけて、まったく更新してないんだからあきれるよ。月一回ペースはどーした?うりうり。」
座っている木山に迫る雅貴。
木山:「ううっ!しくしく……。」(←うな垂れる。)
雅貴:「やーいやーい、ぶしょーものー。」(←すっごく得意げ)
明日香:(あきれた調子で)
「何やってんのよ。まったく。」
(呟きながら、周囲の紙屑を拾い上げる。その中に一枚のレポート用紙。)
「あら?何?これ………。えーと『ダブルあすかの事件簿』あら?没印押してあるわ。」
木山注・没印とは、企画倒れでぽしゃった作品の設定表につける印である。(←フィクションです)
明日香:「ダブあすは、きちんとここでやってるのに……。」
木山:(叫んで)
「わーっ!わーっ!わーっ!!」
木山、慌てて明日香の手からレポート用紙をひったくる。
雅貴&明日香、木山の手の中にあるレポートを興味深そうに眺める。
雅貴:「なんだよ。センセ、それ。」
明日香:「そーよ、教えなさいよ。」
木山:(思いっきり動揺)
「ななななな、何の事かなぁ?」
雅貴:(口調険悪)
「教えろよ。おい。」
明日香:(同じく)
「今なら痛い目会わなくてすむわよ。」
木山:(冷や汗をかきながら)
「お前ら……。目が笑ってない……。」
しばらくの沈黙。木山、ため息を吐く。
木山:「解ったよ。話す。これは、このダブあすが出来る前のダブあすの設定なんだ。」
雅&明:「ダブあすが出来る前のダブあす!?」
木山:(頷いて)
「そもそもこれは……。」
そこまで言いかけて呼び鈴が鳴る。木山、立ち上がる。
木山:「あ、今回のゲストが来たな。ちょっと待ってろ。この話にも関わる人物だ。」
木山、玄関に行く。どうも様子を伺うと下出に出てる。
雅貴:「なんだよ。センセ、らしくねぇな。」
明日香:「うーん……。これは多分すごい人が来てるみたいね。」
木山の横を一人の少女が駆け抜ける。
恋美である。彼女は雅貴の側に行く。
恋美:(雅貴の側により)
「やっほー。お兄ちゃん。苦労してる?」
雅貴:(驚いて)
「恋美!どうしてっ!?」
恋美:(憮然とした顔で)
「どうしてって、パパとママで陣中見舞いに来たのよ。」
雅貴:(慌てて)
「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!」
木山に通されて、中に入る3人。
そのうち二人は雅貴と恋美の両親。そしてもう一人きつねの着ぐるみをかぶった男。
雅貴:(きつねを指差し、大声で。)
「のぁぁぁぁぁっ!せん………!!」
木山、慌てて雅貴の口をふさぐ。
木山:「彼はちょっと匿名でゲストに出てるんだ。俺が無理矢理頼んだんでな。」
雅貴:「むーむーむー!」
木山:「だから、彼の事は『きつね』さんと呼んでくれ。いいな。ゆうきちゃんも。」
明日香:(思ったより素直に)
「うん。わかったわ。」
雅貴、木山に口をふさがれながら頷く。
木山、テレコを取り出し、録音ボタンを押す。
木山:「それじゃ、皆さん。席に付いて下さい。トークを始めます。」
全員が席に就く。
いよいよトークが始まろうとしていた。トーク初の続き物!!
果たして続きのトークを無事ここに乗せる事が出来るのか!?
そして気になる『きつね』さんの正体とは!?
怪しい謎を残しながら、その2へ続くっ!
最新トークはこちら!
トークその1/トークその2/トークその3/トークその4/トークその6/トークその7/トークその8
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