木山&三代目の怪しい(!?)トーク!!
その4・噂話「ちょっと、ちょっと」の巻。
パソコンを前にして木山。大きく伸びをして息をつく。
後ろには雅貴&明日香。
木山:(明るい声)
「いやー、疲れるなぁ。しっぽなネットサーフも。」
雅貴:(呆れ顔)
「そんな風には見えないぞ。」
明日香:(少し膨れた顔)
「そうよ。そんな事してる暇があったら次のあたしの話書いたら!?」
木山:(凶悪っぽい顔して)
「やかまひい。お前らの話作るのにどれだけ僕が苦労してると思ってるんだ!」
雅貴:「そんなのたいした苦労じゃねーだろ?」
明日香:「そーよそーよ。」
木山:「大体、福祉関係のページも別の小説シリーズの創作も進めなきゃならないのになんでいつまでもお前らの小説に時間取られなきゃ
ならないんだよっ!」
雅貴:(眉をひそめて)
「センセ、フラストレーション溜まってんじゃねーか?」
明日香:(雅貴に顔を近づけて)
「それはないわ。雅貴さん。だって、この間3000円もしっぽのCDにあきれた手痛い消費して、それでもインターネットカフェに行っ
てる人間ですもの。たった一曲のために。ストレスなんてモノとは無縁の生活してるわよ。このセンセは。」
木山:(ぎくっとして)
「な・なぜその秘密をっ!」
明日香:(にっこり笑って木山の耳元に囁く)
「ルージュ・ピジョンをなめちゃだめよ(はぁと)。この秘密を公表されたくなかったら、さっさと書いてね(はぁと)。」
木山:(一瞬慌てて)
「はいはいっ!わかりましたぁっ!いますぐ……って、今はトークのために集まってもらったんじゃねーか。」
明日香:(頭をぺしっと叩いて)
「あっ!そうだったぁ。そーいや、これも立派なだぶあすプロジェクト活動だもんね。」
木山:(げんなりして)
「忘れるなよ……。」
雅貴:(元気よく)
「それじゃ、始めよう。いつものようにパーソナリティーはこの俺。みんなのアスカ3rdこと飛鳥雅貴と、危ない岡山のセンセこと
木山秀平!」
木山:「おい!なんだ、その『危ない岡山のセンセ』ってのは!僕が怪しい人間みたいじゃないかっ!」
雅貴:(無視して)
「ゲストはその都度用意しましょう。それからプレゼンテーターは………。」
明日香:「はーい!プレゼンテーターの結城明日香でーすっ!ここから先はあたしにお任せっ!」
雅貴:(人差し指を一本立てて)
「それじゃ、始めようっ!『ダブルasukaのうきうき・トーク!』」
明日香:「今日も愛情一本気!」
木山:(顔を真っ赤にして)
「こらっ!無視するなよ!飛鳥ちゃん!コーナー名を勝手に変えるなっ!おい!ゆうきちゃん!勝手な合い言葉を……。」
雅&明:「楽しんで下さいね------っ!」
木山:(激怒)
「こら-----っ!無視すんじゃね---っ!人をないがしろにして……。おどりゃあ、ちばけなっ!わしをなめとんかいっ!」
雅貴:「うわ、ちょっと方言出てるよ。センセ。」
明日香:「本気で怒ってるね。やりすぎたかなぁ。」
ただし、こいつら二人反省の色無し。
息を整える木山。
木山:(気合いを入れて)
「さて、最初のホームページは、ここだっ!」
明日香:「Noiseな二人の噂話ね。」
雅貴:「正解だよ。ゆうきちゃん。ここでこのダブあすが噂になってるんだ。」
明日香:「3番目ね。くるならきてみろっ!の噂話のあと。」
木山:「SENSON☆ゞさんのアスカJr.ページ、くるならきてみろっ!とこのダブあすが今年になってもっともアクティブなページ
なんだってさ。」
雅貴:「これもセンセがダブあすに熱中してくれたおかげだよ。その辺は感謝する。でも、噂話の被害に遭うってのは………。」
明日香:「いいじゃない。HPは、知ってもらってなんぼのもんじゃない。それに所詮噂は噂だし。」
木山:(上機嫌)
「そうそう。それにNoise組も言ってるぞ!『噂話になるうちが花』って!」
謎1:「そうそう、木山さんいいこと言うじゃない。」
謎2:「ちなみにその後は『くちびるのスピーカー、オンにして心にニュース』なのよ。懐かしいわぁ。」
木山:(振り向きながら)
「そうなんだ。『セイント・テール オールスターソングコレクション(ポリグラム社3000円・税抜き)』からの出典だけど。って……
をうっ!」
木山の背後から聞こえる謎の声に振り向いた3人。
そこには何とNoiseな二人組(ダブあすでの成長バージョン)が。
木山:「な・なんでぇぇぇぇ!なんで君らがここにぃぃぃぃぃ!」(←動揺)
雅&明:「今回の第一ゲスト!Noiseな二人の恭子さん、涼子さんですっ!」
木山:「聞いてないぞぉっ!聞いてたら真っ先に逃げたのにっ!」
Noise:(息もピッタリ)
「それってどーゆー意味!?」
木山:(焦って)
「あ、いや、それは……。」
涼子:「大体、なんでダブあすには芽美や聖良や佐渡やリナやアスカJr.が出てきて、あたしたちは出ないのよっ!」
恭子:「そーよ。そーよ。」
木山:「ああああああっ!だから嫌だったんだぁぁぁぁぁ!逃げたかったんだぁぁぁぁぁ!」(←も少し追いつめれば逆上モード)
雅貴:「どーも。しばらくぶりです。涼子おばさん。恭子おばさん。」
Noise:「おばっ………!」
木山:(精神的平静を取り戻して)
「まあそうだよな。ダブあす世界ではリナや雅貴の母さんも含めてセイント・テールキャラは30代後半から40代前半なんだから。
計算上。」
Noise:(木山をつねる)
「あなただって、40代なんでしょう!作品内では!それに女性の歳をそんな簡単に話題にしていいと思ってるの!?」
木山:「いてててて!真実を述べただけだろがぁぁぁ!」
Noise:「まだ言うかぁぁぁぁぁっ!」
Noise組、二人そろって木山を椅子から引き摺り下ろす。
木山、Noise組によってフクロに。
その音が、明日香や雅貴の元まで聞こえてくる。
明日香:「えーっと……ちょっとしたNoiseがかなり入ってますが気にせずに、次の話題に。」
雅貴:「そうそう。とっとと行こう。」
明日香:「雅貴さん、どうして?巻き込まれなかったの?」
雅貴:(少し得意げに)
「ま、抜け出すのも簡単なマジックの一つさ。」
明日香:「まあいいか。次のゲストは-----って、これゲストじゃないんじゃない?」
雅貴:「仕方ないじゃないか。こいつは別にページを持ってるんだから。」
明日香:「というわけで。第二ゲストは、恋美ちゃんです。」
恋美:(後ろを振り向いて)
「大丈夫かなぁ。センセ。」
雅貴:「恋美。さわらぬ神にたたりなしってな。ああいう騒動は首を突っ込まないに限るんだ。」
恋美:「そうね。それにこれで少しでもひめさんの鬱憤が晴れればいいし。」
雅貴:「あぁ。あの一件か。」
恋美:「そうよ。ひめさんって、あたしが危険な目に遭ってるの全部センセのせいだって思い込んで息巻いてるらしいの。」
明日香:「まぁね、しょうがないわ。あれは。これからもっとひどい目に遭うかもしれないってのに。」
恋美:「そこまで心配してくれてるのに、ひめさんったらあたしのページぜんぜん手伝ってくれないの。」
雅貴:「恋美、ここで愚痴ってどうするよ。」
恋美:「だってぇ。お兄ちゃん。あたしのページ、まだ白紙なのよ?」
雅貴:(ぽんと恋美の頭に手を乗せて)
「ページを作ってくれると言うだけありがたいと思えって。スペースもきちんとあるんだから。」
恋美:「いいなぁ。お兄ちゃん。なんだかんだ言ってセンセ、きちんと手伝ってくれてるもんね。」
明日香:(にこやかに)
「ま、がんばってね。親友として応援するから。」
恋美:(明日香の手を握って)
「ありがとう。明日香ちゃん!」
雅貴:「恋美のページReimi's Homepageはこちらだよ。」
後ろのNoiseが止む。
ぼろぼろの木山、自分の席に座る。
同じくNoiseな二人。席に座る。
涼子:「あら、恋美ちゃん。久しぶりね。」
恋美:(にこっと)
「ひさしぶりです。」
雅貴:(木山のほうを見て)
「こっぴどくやられたねぇ。センセ。それに寡黙になっちゃって。」
木山:「雅貴。女性には余計なことは言わないほうがいい。」
明日香:(にこやかに)
「まぁ、正論よね。」
木山:「そーゆー訳で、僕はこれからちょっと黙るぞ。」
涼子:「そうは行かないわよー!」
恭子:「そうよ!ダブあすの世界ではあたしたちがどういう生活をしてるのかきちんと説明してもらいますからね!」
木山:(ふてくされて、でも作ったにこやかさで)
「涼子さんの造園屋、この間某局TVチャンピオンの『造園王選手権・インターナショナル』で世界チャンプになったじゃないですか。
お婿さんの活躍が見事でしたよ?」
涼子:「あ、あら。さっそくそれを……。」(←すっごく嬉しそう。)
雅貴:「あれ、そんな番組じゃなかったぜ?」
木山:「いいんだよ。正式な局名と番組名言ったってどーせこのページ見てる人間には分からないんだから。」
雅貴:「なるほど。だから1998年現在で良く似た番組の名前を出したのか。」
木山:「ちなみに恭子さんは……。」
雅貴:「光一の家の出入りの和菓子職人のお宅に嫁入りしたっけか?田原流の茶菓子の職人として定評があるから、ものすごくお得意が
多いんだよね。」
恋美:「最近は洋菓子のほうにも手を出してるそうじゃない。」
明日香:「そっちの社長は恭子さんですよね。」
恋美:「ママも良く買ってくるわ。この辺で一番おいしいお菓子屋だもんね。」
雅貴:「山本菓子店グループと言えば、遥か遠く近県のほとんどの人間が買いに来る有名店だよ。洋菓子部門のアイスは絶品だ。」
木山:「アイスについては、雅貴が言うなら確かだ。俺も買うしね。菓子通販『YAMAMOTO』のお得意様だよ?俺は。」
恭子:「あ、あら。それは失礼を………でも、木山なんて名前は……。」
木山:「本名のほうで申し込んでいるから。船……。」
恭子・青ざめる。
恭子:「ひぇぇぇぇぇぇ!正真正銘、大口の上得意じゃないの!」(←焦りまくり)
木山:「ま、今回のこの有り様でちょーっと菓子注文控えよーかなーなんて……。」
恭子:(慌てて木山の体中の埃を払う。)
「そ・そんな事言わないでくださーい!どうか、これからもごひいきに………。」
涼子:(ジト汗)
「しょ……商売人だわ………。」
雅貴:「涼子おばさんはそーゆー事はないの?」
涼子:「客相手は事務の娘達がしてくれるわ。あたしは、ガーデニング・プランナーだから。」
明日香:「涼子さんが机上で創造した庭ををだんなさんが現実で形にする、と。素敵ねー。夫婦で芸術なんて。」
涼子:「えへへっ!いいでしょー。」
明日香:「あたしも十分に力をふるえるパートナーがほしーなー。」
木山:「おや、ゆうきちゃんにはもう十分力を出しきるに足るパートナーと言うかライバルがいるじゃないか。」
明日香、顔から火が出そうなほどに真っ赤になる。
そして木山を殴り始める。
明日香:「ばかばかばか!何てこと言うの!?センセ!」
木山:「いてててて!こらっ!そこはさっきのNoise組のせいで出来た傷跡……、いでっ!本気で殴ったな!?」
雅貴:(ため息ついて)
「えーと、まだまだ話し足りない所ですが終了の時間がやってまいりました。」
恋美:「えー!?もう?まだまだ話したいことあるのに!」
Noise:「そーよそーよ!」
木山:「それにまだ……いでっ!紹介したいページやゲストが……!」
明日香:(木山を殴りながら)
「それを言うならあたしだって、まだしゃべりたいことあるわっ!」
雅貴:「それは又の機会にしてよ。それじゃ皆さん、さよーならーっ!」
幕
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