木山のコメント
いやぁ……疲れました。
この話は、ホンットに、書くだけで疲れました。
ダブあすでは毎度の事なんですが、書く話書く話、本当にこれでいいのか迷います。
っつーか、難しすぎます。ホント。
必死に最高のクォリティに上げようと頑張っているんですけどね……。
と、言うワケで。
ダブあす屈指の『問題作』である、FILE21『恋美ちゃん誘拐事件』をお送りします。
自分で書いておいてなんですが……今回、主人公側、救いようが無いです。
しょうがないんですけれど。
まんまとプロフェッサーの奸計にハマってしまった我らがダブルアスカ!!
彼らはこの困難を、どのように乗り越えるのでしょ〜か!!
いや、乗り越える様はこれから書くんですけどね。
っつーか、乗り越えられるんでしょうか。不安だ。
……いっその事、乗り越えられずにツブれても、それはそれで話としてはイケてるんじゃないかという、悪
魔的な誘惑が……。いかん!!ソレはいかんぞっ!!きええええぇぇぇぇぇぇぇ〜〜〜〜っ!!悪霊退散!
まぁ、とにかく。
ここで雅貴くんと明日香ちゃんはとんでもなくエラい事になっちまいました。
お話を続ける大ピンチ!!<ぉい
特にReport10は『St.Tail Oliginal Sound Track 1』の4曲目あたりを聞いてると、すっごくイイカンジか
も。木山は今回、コレ聞きながら、お話を書いてました。
っつーか、これ聞いてテンション高めなきゃ、とてもじゃないけど書けなかったです(涙)
あぁ……たぶん、しばらくこのノリが続くんだろうなぁ……(滝汗)<をい
このFileは始めから書く事を決めていた中核ストーリーです。
書く事を決めていたとはいえ、この話。進めるのはあまりにもイタタタタでした。(汗)
雅貴くんと明日香ちゃんに感情移入すればするほど、進めにくくなっちゃうんです。
そして木山は思いました「あぁ……これほどまでに。木山の筆を止めちゃうほどに、二人は離れたくないん
だなぁ……」と。でも、こうしちゃいました。<ぉいぉい
いや、ですから、しょーがないんですよ!!
これからの重要な部分をやろうと思ったら、今回のFileのこの結末はあって然るべきと言うか何というか。
ですから……はぁ……(タメイキ)
まぁ、とにかく。これから風雲急を告げるダブあす。
見捨てる事無く、どうぞ読んでやってください。
ちなみに、次回の話は『FILE22 断罪の刻(とき)』です。
ルージュの正体に戸惑いと驚きを隠せず、自らの気力を全て奪い取られてしまった雅貴。
されどなお、彼は希望を見出そうと『究極の問い』を自らの前に姿を現したルージュに発します。
彼女が出した答えとは。それは雅貴を救う事になるのか。
さぁ、ふんばらねば。ついに「あのセリフ」が出てきますよっ!!
そう。あのセリフ。セイント・テールでは、芽美ちゃんの『悪夢』で終わった、あのセリフ。
それを彼らは『現実』で。しかもまともにぶつかります。
……これは、ダブあすでも一種の『命題』とも言える問いかもしれません。
いわゆる『怪盗』と『探偵』である彼らは、果たしてどうなるでしょうか。
それは……とりあえず、彼ら自身にしか解りません。
それと、後。
木山が勝手に『アスカJr.の恋愛参謀(爆)』とか呼んでる『彼』の過去話も織り交ぜながら。
『ダブあす』は、確実に第一部のクライマックスに近付いて行きます!!
では、これにて失礼いたします。
【追記 / 注釈】
今回出た薬『アザティロス』は架空の薬品名ですが、主成分の『アザチオプリン』と『シクロスポリン』
は実在の薬です。確かに免疫抑制剤(体が雑菌などから自らを守ろうとする働きを押さえる薬)なのですが、
処方薬(薬局では買えない、病院を通して処方される一歩使用法を間違うと危険な薬)ですので、両方を併用
して使うという事は、まず無いだろうと思います(木山は薬剤師ではないので、実際の所は知りません!!)
この処方は、木山の創作上のシロモノですので、どのような効果・副作用があるかは解りません。
実際にこの処方を使うと、死亡する惧れがあるので、絶対に試したりしないで下さい。
© Kiyama Syuhei 木山秀平
© 立川 恵/講談社/ABC/電通/TMS
(asuka name copyright from「怪盗 セイント・テール」)
禁・無断転載