木山のコメント


 じ〜〜〜〜〜ん………。
 自分で書いて、自分で感動しています。今回の話。
 いやぁ。ダブあすの話で何か、こんな気分になったのって久しぶりです。
 もしかしたら、皆さんにも気に入ってもらえるかもしれませんなぁ。
 我ながら、なかなかの話に出来上がったであろうと思います。
 今までプロフェッサーがらみで重い話でしたから、同じシリアスでもここまで
「おおっ!!すげーぞ、雅貴!!」
 とか
「うっひゃあ!!ど〜〜〜なっちゃうの??」
 とか
「うにゃ〜〜〜〜ん!!あすかちゅわあああああん!!!」
 とかに、木山みずからがなってしまったとんでもねーお話です。今回。

 今回の話は、雅貴くんに専任捜査官解任の危機が訪れます。
 そう。
 彼の前に『捜査官としてのライバル』が立ちふさがるのです。
 普通、探偵のライバルと言えば犯罪者ですが、他の捜査官もライバルと位置づけられる事も。
 同じ捜査官でも、立場が違えば考え方も違う。
 考え方も違えば、意見も違う。
 一人の犯罪者に対しても考え方が違ってくる。
 義賊の裏と表を語るにはちょうどいいキャラクターです。
 雅貴はセイント・テールの表を、リズは彼女の(彼女自身でさえ意識しない)裏の事象をそれぞれに取って語
ります。その取り方が間違っているとしても、それは彼らの主観によるものです。
 リズは最初からリナよりもどぎついキャラクターとして設定されております。
 そして、リズの関わりの中にははじめから「恋愛」の2文字はないです。
 彼女は高校生のガキンチョを恋愛対象にはしませんから(^_^
 彼女にとって、雅貴は最初から『子ども』です。
(まぁ、最後にはちょっとは彼を見る目も変わるでしょうが。)
 で、彼女からしてみれば『子ども』が自分のライバルだった人間に関わるのが面白くない。
 よって彼女は雅貴くんをこき下ろすわけです。
 さぁ、果たして雅貴くんは彼女にカウンターパンチをかませるのか??
 ってな話です。要約すれば。
 その中で、雅貴くんや明日香ちゃんがどう言う動きをするのか。
 こうご期待!!ってなもんですな。

 しかし。
 またキャラクターが増えたぢゃないかよ……。
 まぁ、リズは最初から木山の頭の中のキャラリストに入っていたやつですが、問題は。
 ナンシー・アルフォート!!
 あんた誰?
 木山でさえこの話を書くまで考えず、出したら出したでまったく目立たないキャラクター。
 リズが思いっきり暴走キャラなもんで、リズの相棒として制御棒役が欲しかったんですよ。
 いわば、ストーリーが要求したキャラクターだったんです。突っ込み役として。
 ところがこの話はリズが暴走する事で成り立つ話だったんで、ナンシーったらすっかりパワー不足の影が薄
いキャラクターに成り下がってしまいました……。
 なんて哀れなヤツ。
 おそらくはこれからもリズに引きずられて生きていくのでしょう。
 気の毒ですね。なんとなく。
 いつか名誉挽回できる時がくるのかなぁ……。(←俺が言うな。俺が)

 2人の捜査官の2つの考え方。
 彼らの考え方はある意味で正当で、また別の意味で間違いです。
 そしてそれぞれの正当さと間違いは1つの事象に関する裏と表。
 互いの考え方が交錯して、1つの結論と達した時。それはどんな時でしょうね。
 その時も、ある意味では楽しみです。

 今回の話は、セイント・テールとの絡みは少ないです。
(ほとんど無いと言ってもいいかも……。)
 よって、Noiseな2人に見せても安心ですね、ひめさん(はぁと)。
 芽美ちゃんたちに見せても大丈夫ですね、SENSON☆ゞさん。
 彼女たちの噂話が、やっぱりなんとなく楽しみですよね。
 この関係のサイトを巡っている人たちは。

 そう言えば、File 12で「宝石はレーザーのレンズになる」と書きましたが、これ間違いです。
 本当はレーザーの振幅装置の触媒になるんです。
 そう、ダブあすの心ある読者、Count Zeroさんにお教えいただきました。
 Countさん。ありがとうございます。
 心から御礼申し上げます。

 さて、次回は3月になりますが、バレンタインのお話にしたいと思います。
 ついでにホワイトデーもやれば時事ネタにはなりますから。
 前回のバレンタインデーではカリンが暗躍しておりましたが、今回はルージュがいます。
 はたして、どうなるでしょうね??
 でも、確か明日香ちゃんの料理って……!!??
 あぁ、雅貴くん、無事でいてね……。

 と、言うわけで。
 次回はFile 17「ルージュ・バレンタイン(仮題)」とさせていただきます。

 ではでは。
 また、次のファイルでお会いいたしましょう。

© Kiyama Syuhei 木山秀平
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